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KING OF TIMEが値上げ、契約人数から見直す

公開 2026-09-08 · 勤怠管理

値上げの案内が届いて、最初に他社の料金表を開く経営者は多い。順番としては逆です。KING OF TIMEは使う人数で月々の請求が動く仕組みなので、増えた金額のうちどこまでが改定分で、どこからが自社の登録人数の膨らみなのかを分けないと、どこへ移っても同じ請求書を受け取ることになります。

請求が増えた原因は、値上げだけとは限らない

まず直近数か月の請求書を並べて、金額と一緒に「何人分で計算されているか」を見ます。ここが前月と変わっていれば、原因の半分は自社側にあります。先月末で辞めたパートが在籍のまま残っていた、産休に入った社員のアカウントをそのままにしていた、店舗の応援で入った短期の人を登録して閉じ忘れた——こういう積み残しは、人の入れ替わりが多い会社ほど静かに増えます。

逆に、人数が変わっていないのに単価だけ上がっているなら、これは交渉の余地がほとんどない話です。そのときは「払う額を下げる」ではなく「払う対象を減らす」か「乗り換えの手間と天秤にかける」しかない。原因を切り分けないまま乗り換えを検討すると、移行作業に何週間か取られたうえで、旧システムと同じ人数分を新システムで払い続けることになります。

課金対象の人数を、管理画面で数え直す

従業員一覧を出して、在籍している人と実際に打刻している人を突き合わせます。この作業は人事担当がいない会社だと誰もやっていないことが多く、退職処理が給与ソフト側だけで完結しているケースが典型です。給与は止まっているのに勤怠は動いている、という状態が何か月も続きます。

洗い出したうえで、在籍区分をどう変えれば課金対象から外れるのかを確認します。ここはプランと契約条件で変わるところなので、自己判断で削除する前にサポートに聞いてください。削除してしまうと、その人の過去の打刻履歴や有休の付与記録が見えなくなることがあり、あとで労基署の調査や未払い残業の話が出たときに困ります。

使っていない機能に払い続けていないか

導入時に「あったほうがいい」で付けたものが、そのまま乗っています。ICカードリーダーを買ったが結局スマホ打刻に統一した、指静脈認証を試したが現場で定着しなかった、シフト機能を使うつもりが結局エクセルで組んでいる——このあたりは、入れた本人が辞めていると誰も止められません。

棚卸しの方法は単純で、管理画面で有効になっている打刻方法とオプションを書き出し、直近一か月に一度も使われていないものに印を付けるだけです。停止できるか、停止すると請求がどう変わるかは契約によるので、最新の料金体系は記事末尾の公式ページで確認してください。機器を買い取っている場合は、止めても月額が下がらないこともあります。

乗り換えると本当に下がるのか

続けるか、替えるかの絞り込み人数の棚卸しとオプション整理で請求が下がる見込みがあるか → はい: まず自社側を直して、次の請求書を見てから判断する。打刻機や生体認証を現場で使っているか → はい: 機器の買い替えと配り直しが乗るので、乗り換えの負担は大きい。変則シフト・深夜帯・直行直帰の設定を作り込んでいるか → はい: 設定の作り直しに時間がかかる。継続を軸に検討する。打刻はスマホやPCだけで、集計ルールも単純か → はい: 移行の負担が軽い。他社と並べて比べる価値がある。いずれにも当てはまらない場合: どれも当てはまらないなら、次の給与締めまで判断を保留し、請求書の人数内訳を一度確認する続けるか、替えるかの絞り込み人数の棚卸しとオプション整理で請求が下がる見込みがあるかはいまず自社側を直して、次の請求書を見てから判断するいいえ打刻機や生体認証を現場で使っているかはい機器の買い替えと配り直しが乗るので、乗り換えの負担は大きいいいえ変則シフト・深夜帯・直行直帰の設定を作り込んでいるかはい設定の作り直しに時間がかかる。継続を軸に検討するいいえ打刻はスマホやPCだけで、集計ルールも単純かはい移行の負担が軽い。他社と並べて比べる価値があるいいえどれも当てはまらないなら、次の給与締めまで判断を保留し、請求書の人数内訳を一度確認する

月額の差額だけを見て決めると、まず外します。計算に入れ忘れるのは、初期設定の費用と、自社の人が使う時間です。就業規則にあわせた締め日・残業の集計ルール・休暇区分の作り直しは、どのシステムでも一度は通る作業で、変則シフトや深夜帯がある会社だとここに一番時間がかかります。

加えて、打刻機を置いている会社は機器の扱いを先に確認してください。今使っているICカードがそのまま読めるかどうかで、カードの再発行と全員への配り直しが発生するかが決まります。過去データについては、打刻の明細は出力できても、有休の残日数や締め処理の履歴はそのままの形で引き継げないのが普通です。移行月は旧システムで締めて、新システムは翌月分から動かす二重運用を前提に段取りを組みます。

続けるなら、更新前に確認しておくこと

据え置きで続ける判断も十分あります。その場合でも、請求元がメーカーか代理店かは確認しておいてください。代理店経由だと、値上げの適用時期や解約の申し出期限が案内と違うことがあり、次の更新まで気づかないまま条件が固定されます。契約書の請求元と問い合わせ先を、経理が見られる場所に控えておくだけで後の手戻りが減ります。

そのうえで、社内のルールを一つ決めます。人が入ったとき・辞めたときに、勤怠システムのアカウントを誰がいつ触るか。給与の手続きと同じタイミングで勤怠側も処理する、と決めておけば、次の請求書で人数が跳ねることはなくなります。値上げそのものより、この運用の穴のほうが金額に効きます。

いつまでに何を決めるか

次の締めまでの段取り1. 請求書を数か月分並べる(金額と計算人数の推移を分けて見る)。2. 従業員一覧を突き合わせる(退職・休職・二重登録を洗い出す)。3. オプションと打刻方法を棚卸し(直近一か月使われていないものに印を付ける)。4. 契約元と更新時期を確認(メーカー直か代理店かで手続き先が変わる)。5. 締め直後に切り替えるか決める(月中の変更は集計を手で合わせる作業が出る)次の締めまでの段取り1請求書を数か月分並べる金額と計算人数の推移を分けて見る2従業員一覧を突き合わせる退職・休職・二重登録を洗い出す3オプションと打刻方法を棚卸し直近一か月使われていないものに印を付ける4契約元と更新時期を確認メーカー直か代理店かで手続き先が変わる5締め直後に切り替えるか決める月中の変更は集計を手で合わせる作業が出る

期限の置き方は、値上げの適用時期ではなく自社の給与締めを基準にします。切り替えるなら締めの直後に動かすのが唯一まともなタイミングで、月の途中で替えると、その月の集計を二か所から手で合わせる作業が発生します。判断を先延ばしにして締め日をまたぐと、結局もう一か月分そのまま払うことになります。

現実的には、人数の棚卸しとオプションの整理で請求が下がるなら、そこで一度止めて様子を見る。それでも負担が重く、打刻機に依存していないなら他社を並べて比べる。この二段構えでいいと思います。従業員から見れば打刻の押し方が変わるだけの話ですが、現場は変更を嫌います。替えると決めたら、いつから何で打つのかを先に伝えてから設定に入ってください。

一次ソース(公式ページ)

制度・料金は改定されます。本記事は執筆時点の情報です。最新情報は必ず上記の公式ページでご確認ください。

よくある質問

退職した従業員のアカウントを削除すれば、翌月の請求は下がりますか

課金対象の数え方は仕様と契約条件によるので、まず管理画面の在籍区分をどう扱うかを確認してください。ただし、いきなり削除すると過去の打刻履歴や有休の付与記録が参照できなくなることがあります。退職処理をして必要な期間分のデータを出力してから、削除の可否を判断する順番が安全です。最新の課金条件は記事末尾の公式ページで確認してください。

値上げを機に解約する場合、これまでの勤怠データはどう残せばいいですか

締め処理が終わった月ごとに、出勤簿と集計表を両方の形式で出しておくと後で困りません。労働時間の記録は法定の保存期間が残るため、解約後にサービス上で見られなくなること自体が問題になります。加えて、有休の残日数と付与日は次のシステムに手入力する前提で一覧を作っておいてください。

代理店経由で契約している場合、値上げの条件は同じですか

請求元が代理店だと、案内の時期や適用の条件がメーカー発表と一致しないことがあります。まず契約書と請求書の発行元を見て、問い合わせ先をそちらに寄せてください。サポート窓口や支払方法も代理店側の取り決めになっている場合があり、解約や台数変更の手続き先が変わります。